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辻・本郷ファミリーオフィスセミナー

  • 1005hs1
  • 5月23日
  • 読了時間: 2分

2025年5月21日、東京ミッドタウン八重洲の辻・本郷税理士法人のカフェテリアに30人ほど辻・本郷税理士法人グループのお客さまをお招きし、同時にオンラインで100人ほどのお客さまに視聴していただき「人生を変える長期投資」と題して講演をさせていただきました。

テーマは「インデックスファンド革命」「コア・サテライト戦略」でしたが、常々「資産運用」には「狭義の資産運用」と「広義の資産運用」があり、「狭義の資産運用」は資産を増やすことだが、「広義の資産運用」は増やした資産をどう使うかまでを考えることだと思っていますので、特にお金をどう使うかについて触れました。

お金を使うといっても、投資信託をなどの運用商品を取り崩して自分で使うものと、次の世代に渡していくものの二つがあります。自分のためにお金を使うということについて、日本人は「貯蓄は美徳」という価値観が根強く、なかなかDie with Zeroを実践できないというのが実情かもしれません。ただ日本の経済成長のためにも、グローバル分散投資で増やしたお金はぜひ積極的に消費してほしいと思います。

またこれまでの日本の相続対策は、不動産を活用し相続評価額を低くして「相続税の最小化」を目指すものが一般的でしたが、本来は「相続税控除後の相続財産の最大化」が目指すものであるはずで、税金を多く払っても次世代に渡す財産を大きくする方が、社会にとっても、相続人にとっも、被相続人にとっても「三方よし」でいいはずです。その一つの答えが「相続時精算課税制度」にあるように思います。簡単に言えば、早めに子や孫に資産を贈与して長期投資することで、親が死亡して相続が発生した時には贈与した資産がいかに大きくなっていても、贈与時の資産額で相続税が計算されるというものです。仮に贈与時に1億円だった資産が、相続発生時に5億円になっていても、相続税の計算は1億円に対して行われます。こういった制度があのだから、もっとグローバル分散の長期投資による相続対策が広がってもいいと思っています。

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